【登山期間】;1999年4月17〜18日
【山 域】;北アルプス/白馬岳/主稜
【参加メンバー】;外山、稲葉龍、五十嵐 計3名
【日程・行動概要】
16日;新宿発「急行アルプス」⇒白馬
17日;白馬⇒二股〜白馬尻…[峰…Y峰付近にて雪洞泊
18日;BP…白馬頂上…白馬大雪渓〜二股⇒各自帰宅
稲龍記
4月17日 快晴
登りも下りも楽しんでしまおうということで、白馬大雪渓はスノーボードで滑ることにした。メンバーは相棒の外山君と山スキーの好きな五十嵐さんの3人に決まった。ところが、白馬駅まで車内で外山君と会えないし、五十嵐さんは車で急行アルプスを追いかけて来た。こんなドタバタで、どうなるかと思っていたが全員会えたので、めでたしめでたし。さっそく車に乗りこんだ。
二股より僕はボード、外山君、五十嵐さんはスキーを担ぎ延々道路を歩く。猿倉まで除雪してあったので助かった。どんどん大きくなる主稜に顔がにやけてくる。白馬尻から大雪渓を見てデブリも少なくおもしろそうだ。先行パーティーが入っているので[峰への雪壁はトレースがびっちり、所々クレパスが口を開けている。雪がグサグサなのであまり良い気持ちはしない。かなりバテた頃、[峰ピークに着いた。ここからは主稜全体が見渡せる、Z峰はどれだろう?。この先はナイフリッジが続いたが、バケツ登りなのでザイルはいらなかった。Y峰より少し登った2600mm付近に雪洞を掘る。完成に3時間もかかってしまいヘトヘトだ。
4月18日 曇りのち雨
全く寒くないのに驚いた。空は高曇り、天気は午前中いっぱいもつだろう。幸い雪が締まっているのでサクサク登れる。X峰より上はテン場がたくさんあった。V峰まで延々、ナイフリッジ、雪壁が現れ、こんな純粋な雪稜は初めて登る。グングン高度を上げるのもちっとも苦じゃない。U峰の取り付きからは頂上はすぐそこに見えるが、さすがに傾斜がすごい。右には白馬沢が一気に切れ落ちているので自然とルートは見えてくる。とは言っても、トレースを登るしかないけど…。頂上直下でハーネスを付け最後の雪壁に挑む。2ピッチはあるので、ギリギリまでフリーで行く。半分登ったところでザイル不要と判断し後ろの二人に「いけるよ〜」と怒鳴る。頂上は雪が少なく、思ったより風が強い。我々のすぐ後ろから、早朝白馬尻からアタックしてきたパーティーも頂上にそろい賑やかになる。ボードにも視線が集まりちょっと自慢気。雨になると雪崩が怖いので早速、滑降の準備をして出発。白馬山荘からさらに200m下ったとこでボードを装着、ストック片手に滑り出す。クラストした雪面をショートターンで少し行くと、35度近い斜面に変わった。一回転んだがクリア。斜度が緩やかになると同時にざらめになる。「ヨッシャー!」デブリをよけ杓子尾根側を飛ばす。先行パーティーを追い抜きほとんど直滑降でフィニッシュ。白馬尻まで1時間で下ってしまった。それから雨も降り出し、外山君は歩いて下って来るしで2時間待った。二人と合流してから各自フリーで下山する。二股でプラ靴を脱いだ時の気持ちは言葉にできない。外山君は途中でシャルレのガイドを落としてしまい、とことんついていなかった。
来年も雪稜+スノーボードの計画を後立でやりたいな!