【登山期間】;1999年8月10〜15日
【山 域】;北アルプス/剣岳/真砂子沢定着
【参加メンバー】;小沢ズ、天野、外山、稲葉龍 計6名
【日程・行動概要】
9日;大宮発⇒扇沢
10日;扇沢⇒黒四ダム〜蔵ノ助カール〜ハシゴ段乗越〜真砂子沢
11日;CS…長次郎雪渓…Y峰・剣稜会ルート〜魚津高ルート…CS
12日;CS〜池ノ谷乗越
13日;BP〜三ノ窓…チンネ左稜線…池ノ谷乗越…長次郎雪渓…CS
14日;CS…長次郎雪渓…Y峰・魚津高ルート…CS
15日;CS〜別山乗越〜室堂⇒立山⇒富山「ヤットルゾ−五條」打上げ⇒各自帰宅
稲龍記
8月10日 快晴 「黒四ダム〜真砂子沢」
夜中の2時頃、大町に到着。仮眠をとり2回目のハシゴ段乗越から真砂子沢を目指す。黒四ダム直下を渡り、蔵ノ助沢出合から丸山東壁を仰ぎながら汗だくで登る。登山道に涌き水が多くなると蔵ノ助カールは近い。青空を見ながら河原でおにぎりをほおばる。心のもやもやが消えていく。去年と変わらずハシゴ段に着いた頃はバテバテ。剱沢は雪渓が多く(これが普通だが昨年は雪不足で全然なかった)渡れた。
8月11日 晴れ後雨 「Y峰・剣稜会ルート〜魚津高ルート」
6時出発、Cフェ−スに取り付く。まだパ−ティ−が少なく、各フェ−ス2パ−ティ−くらいだ。1時間程で終了しX・Yのコルに下降する。続いてAフェ−スの取り付きへ、ここは3ピッチと短いが傾斜はまあまあだった。1時を過ぎた頃、雨が降り出したので降りることにする。テン場で天野さんと合流、外山君はまたもや仕事で1日遅れるらしい。明日は僕と天野さんで池ノ谷乗越でビバーク、チンネに向かう。小沢、外山は1日でチンネ往復という計画に変更、大丈夫かなあ〜。
8月12日 小雨 「真砂子沢〜池ノ谷乗越」
朝から雨っぽいが、とりあえず出発する。Dフェースを登る計画だったが雨で中止。小沢さんと別れ、直接池ノ谷乗越に向かう。最後の“つめ”まで雪渓が残り軽アイゼンの僕は八峰側のシュルントの中を登った。昼過ぎに到着してしまったので、二人でチビチビ飲む。夜中は雨も激しくなり、去年の悪夢がよみがえったが、新品のゴアツェルトはチョ−快適だった。
8月13日 快晴 「チンネ左稜線」
しだいに晴れてきた空に感謝「ありがとう!」6時出発、ガリーを下る。小窓ノ王には早くもクライマーが…。ずいぶん早く取り付いたもんだ、と思っていたら全然動かない、それに一人だ。三ノ窓に着くと、縦走路を間違えた登山者が動けないでいるらしいとの事。無線でやりとりしたが我々だけで救助することを決心し3人で現場に向かう。昨日の夕方から岩に張りついていたわりには元気な声なので一安心。見上げれば青空をバックにチンネがそびえ、少し恨めしい。救助を終える頃、小沢・外山パ−ティ−と合流、取り付きはすっかり順番待ちになっていた。ここからはガイドのおやじと壮絶なDEAD HEATを終了点まで繰り広げることに…。バットレスを遥かに凌ぐ大渋滞だ。核心の小ハングはガバホールドで難なくクリア、むしろ、出だしの垂壁に緊張した。リッジはザイルの流れに少し失敗しながらも快適に通過。去年ビバークしたチンネの頭に到着、6時間もかかっていた。外山君はバテバテで長次郎雪渓を二人で下る。テン場でのビールは最高!
8月14日 曇り後雨 「Y峰・魚津高ルート」
下山する小沢さんたちと別れ、Y峰フェースに向かう。昨日とうって変わり小雨、行くだけ行ってみるかという感じだ。どのフェースもビショビショなので前に登った魚津高ルートにする。2ピッチ目は外山君リードだったがブランクで、かなりてこずっていた。中央大ルートも考えたが雨も強まり、モチベーションの落ちた僕たちは早々切り上げることにした。
8月15日 雨 「下山」
今日も天気は悪く小雨の中、通い慣れた雪渓を登る。しばらく剱は来ないかな〜。富山から急行能登で帰ることにしていたので、室堂でクリーンパトロールの成田君に挨拶していくことにした。富山では観音湯という銭湯がおすすめ。 “居酒屋ヤットルゾ−五條”では岩ガキを5個もたいらげてしまった。
GWにも打ち上げをしたが今回は二人でちょっと寂しかった。