【登山期間】;2003年8月10日〜8月15日
【山 域】;北アルプス/読売新道/黒四ダム〜赤牛岳〜水晶岳〜双六岳〜新穂高温泉
【参加メンバー】;外山博、外山麻 計2名
【日程・行動概要】
10日;東京⇒大町⇒13:50黒四ダム(14:00)〜ロッジくろよん(14:30)
11日;起床(3:00)ロッジくろよん発(4:30)〜御山谷先(5:30)〜平ノ小屋(8:15)渡し舟を待つ出港(10:00)⇒対岸発(10:20)
〜ランチ(10:50)〜奥黒部ヒュッテキャンプ場(12:35)
12日;雨のため停滞
13日;起床(3:00)奥黒部ヒュッテ発(4:45)〜2356地点手前ランチ(8:00)発(8:30)〜2578地点超えたところ(9:25)
〜赤牛岳(10:25)発(11:40)〜2803地点越えたあたり(12:30)〜温泉沢の頭の先(13:35)※雪渓あり水得られる
14日;起床(3:00)雨のため様子見発(8:05)〜水晶岳(8:55)〜水晶小屋(9:30)〜岩苔乗越(10:00)※黒部源頭コースを下る
〜ランチ(10:30)発(10:50)→三俣キャンプ場(11:37)〜三俣峠(12:07)〜双六キャンプ場(13:30)
15日;起床(3:00)双六キャンプ場発(5:20)〜鏡平(6:40)ランチ発(6:50)→秩父沢橋(7:50)〜新穂高温泉バス停(9:45)
⇒松本行き特急パス(10:20)⇒松本駅(12:20)
外山麻記
8月10日 【曇り 行動時間0.30】
急行アルプスが廃止され全席指定のムーンライトしなのになっていたことに気づいたのが出発前。よって夜行で行くことをあきらめ(台風も来ていたことなので)朝から鈍行を乗り継いで信濃大町まで行く。
昼過ぎに扇沢に到着することもめったにないことだ。それほど混まずに黒部ダムに到着。観光客に混じりロッジくろよんに向かう。読売新道の様子を小屋の人に聞いて見ると前日台風の中で下山してきた人がいるので大丈夫ではないかという。キャンプ場はベンチがあちらこちらにあるので荷物置きに便利。水はあまりよいものでない。まだ入山した気分にはなれない。
8月11日 【曇りのち雨昼過ぎより晴れ 行動時間4.40】
平ノ渡は初めてなのでどんなものだろうと期待しながらすすむ。各所にある橋、はしご、階段は手の込んだ細工物のようである。すべて手すり付。少し道が崩れていれば、はしごで上がりはしごで下がる。大きな石にもはしごである。至れり尽くせりの道である。平ノ小屋は改築したばかりか大変きれいである。トイレも新築。小屋前には菜園にいけす。平ノ渡は普通の船であった。が、出港したとたんに運転席から釣竿が出てきたのにはびっくり。本日は収穫なしであったようだ。
奥黒部ヒュッテからみる上の廊下、東沢ともに水量が多いように思える。キャンプ場には蚋が大量にいて大量に刺される。かゆい。水はうまい。読売新道を登ろうなんて考えるのは自分らだけかと思っていたところ先客がいた。さらに2組やってきてキャンプ場らしくなる。
8月12日 【夜半より雨14:30ごろから快晴 行動時間0.00】
夏だというのに停滞前線が本州を横切っている。自分たちのほかにも停滞したテントが2張り。夕方には上の廊下めざしの人々が3組。沢に下りたところにもいたようだ。しかし、やはり水量は多い。例年に比べて多いとのこと。
午後、晴れ間が出てきたので河原に下りてボルダー遊びをする。なかなかおもしろい。2時間ほど遊んで満足する。しかし、いまだ、入山したという気分になれない。アプローチに3日かけたという贅沢な山行になりそうだ。
8月13日 【快晴 行動時間6.40】
激晴れ。水を各自2.5?担ぐ。前日までの雨のおかげか道がどろどろだが、よく手入れのされている登山道である。木の根を伝いながら登ってゆく。気持ちのよい深い木々の中を上る上る。花も咲き乱れる。2356地点手前は湿原のようで立山への展望がよい。2578地点あたりから赤牛岳まででかなりの人々とすれ違う。予想していたよりもはるかに多い交通量だ。大体これくらいの時間だと16時17時頃に奥黒部ヒュッテに着くのだろうか。稜線歩きになり、まぶしい。
赤牛岳山頂はさえぎるものが何もなく、全方位展望が利く。ここから先はてんばを探しつつ歩く。温泉沢の頭の先で雪渓の近くに張る。ちょろちょろと、水も取れる。同じ行程のほかの2張りも一緒に張る。6時くらいまで晴れ間が見えていたが徐々にガスに囲まれる。やっと山の中に来たと実感できた。
8月14日 【夜半より雨・風・ガス 行動時間6.35】
雪渓側から吹き上げる風が寒い。予想に反してかなり天気が悪い。しばらく待っていたが好転しそうにないので出発する。水晶岳にはピストンで次から次へと人々がやってくる。風とガスで長居はできず。雲ノ平、高天原がちらりとみえる。じっとしていると冷えてくるので、どかどかと進む。
黒部源流は分岐の地点ですでに急流になり、ざーざーと音を立てて流れている。これでは上の廊下も大増水していることであろう。水晶岳以外のピークはすべて巻き先を急ぐ。双六小屋についたころには、すっかりびしょぬれで、雨具のよしあしでかなりな差が出ている。ぬれたものを乾かすついでに湯を沸かし、次から次へと嗜好品を飲んでいく。雨は一向にやまず。底冷えがする。
8月15日 【前日に引き続き雨時々小雨 行動時間4.10】
何も乾かないまま小池新道を下る。石がしっかりと組み合わさった道で歩きやすい。結局、新穂高の温泉に入るまで雨具を脱ぐことはなかった。どうも、ものすごく雨が降っていたようで、パスの中から見る川という川、用水路、普段は水が流れていないであろう溝すべてが大増水。読売新道の一日が快晴だったのはかなり幸運であった。