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【登山期間】;2005年3月19〜20日
【山   域】;上越/谷川岳/一ノ沢右壁・左方ルンゼ
【参加メンバー】;稲龍、藤井 計2名
【日程・行動概要】
18日;氏家(20:00)⇒谷川ロ−プウェ−駐車場(22:30)車内泊
19日;登山指導センタ−(3:30)〜一ノ倉沢出合(5:00)…天気待ち…登攀中止(7:00)
   〜谷川ロ−プウェ−駐車場(9:00)⇒奥利根水上スキ−場⇒谷川ロ−プウェ−駐車場
20日;登山指導センタ−(4:30)〜一ノ倉沢出合(5:45)〜取付き(7:30)…登攀開始(7:40)
   F5突破(12:00)…登攀終了(13:00)〜取付き(15:30)〜一ノ倉沢出合(16:00)
   〜谷川ロ−プウェ−駐車場(18:00)⇒埼大小屋で宴会

稲葉記
3月19日 吹雪 −5℃
 夜からの冬型がおさまらず吹雪。晴れることを願い3:30に気合を入れて出発する。一ノ倉出合5:00に到着、非難小屋で天気待ち。風は轟々なってとても行く気にならない。その中を滝沢リッジの2人が出かけていった。少し気持ちが奮い立った。でも、吹雪に直ぐ打ち消された。同じ左方ルンゼの2人が入ってきた。少し会話をしてお湯を沸かしコ−ヒ−を飲んだ。7:00まで待ったが一向に良くならず登攀は中止。出合までいってデブリの様子を見ただけに留まる。帰りはトレ−スが消えラッセルになる。この日は上記の3パ−ティ−しか入らなかった。
 駐車場に帰ってからは皆で水上奥利根スキ−場で練習。結局夕方まで雪が降っていた。初めてテレマ−クスク−ルに入り、目から何枚もウロコが落ちた。
3月20日 快晴 −1℃
 ロビ−は昨日と打って変わって山屋に溢れている。ずるいと思ったがラッセルを避ける為、出発を4:30に遅らせる。空は星が満天。一ノ倉出合で素晴らしいモルゲンロ−トを見る。デブリは少なく、衝立が真っ白だ。一ノ沢を快適に登り左方ルンゼ取り付き7:30着。去年より氷が大きく感じる。F1は埋まって雪壁を超えてF3から藤井リ−ドでザイルを出す。先行パ−ティ−の起こすチリ雪崩が容赦なく降りかかる。氷はバイルがよく決まる。F5下の残置は大雪で埋まりハ−ケン3本を打ってビレイ点を作った。核心のF5はほとんど埋まっていて2〜3mしか見えない。それでもベルグラ登りは厳しかった。F5上でもビレイ点が得られず岩角での確保になる。先行トレ−スを追って太い潅木の見える草付きを直上してしまう。トレ−スが右に廻っているのを気がついても後の祭り。雪もグズグズに変わってきて進退極まってしまった。ランナ−は細い潅木1個で落ちられない。下降の覚悟を決めてクライムダウンを始める。途中もう一本潅木でランナ−を追加した。ビレイ点に戻ってから上部草付きではなくやや右の雪壁をつめたほうが良かったと思った。
 この後の中間リッジを控え時間的に13:00を過ぎていて登攀意欲も削られてしまったので悔しいが敗退を決める。(去年の足拍子の件もあり無理は出来ないと判断した)一ノ沢は雪団子が凄く滑落しながら下りる。一ノ倉出合に15:30着。駐車場へは18:00でした。

★今回改めて谷川バリは、もっとクライミングスピ−ドを上げないとイカンと思いました。
前週に山スキ−やっている場合じゃなかった。プレとしてもっと藤井君と組んで登り込む必要性があった。
等、反省が残ります。今回は敗退ビナを残してしまいました。ああ、悔しい。