Sponsored Link
脱!初心者を目指し南稜へチャレンジ。帰りに猛烈な雷雨に会い自然の恐ろしさを知る。

【登山期間】;2005年9月3日〜4日
【山   域】;谷川岳/一ノ倉沢・幽ノ沢/烏帽子南稜・V字右
【参加メンバー】;小沢、天野、町田、中舘、藤井、山際、稲葉ズ 計8名
【日程・行動概要】
2日;さくら市発(20:00)⇒一ノ倉沢出合駐車場(24:00)
3日;一ノ倉出合(6:00)〜南稜テラス(8:10)〜登攀開始(8:30)…終了点(10:30)…下降開始(11:00)
    〜南稜テラス(12:20)〜下山開始(12:30)【途中、雷雨に会う】〜一ノ倉出合(16:00)

4日;一ノ倉出合(6:30)⇒榛名黒岩…岩トレ…終了(15:00)⇒各自帰宅

稲江記 
9月3日 快晴後雷雨 『烏帽子南稜』
 朝5時起床。素早く準備し6時出発。稲龍・藤井は幽の沢中央壁を目指すので、一ノ倉沢出会いでお別れ。残りのメンバーは、まずはテールリッジを目指し登りだす。登山道はぐちゃぐちゃで、泥んこになりながら道を進める。30分ぐらい歩きつづけると、テールリッジが見えた。懸垂で沢に降り、渡渉する。今年は残雪が多いらしく、水量も多め。渡渉する部分のサイドには大量の残雪が残っており、ここで足を滑らせたら、間違いなくシュルントの下に落ちてしまうだろう・・・とドキドキしながら渡渉する。沢を渡渉し、テールリッジを登る。私は6月に同じ場所を訪れた事があるのだが、雪渓を詰めて登る時と比べるとテールリッジの長さは15m〜20m違うと思う。今の時期にしか現れないと思われる下部の部分の岩は落石も多いし、非常にいやらしい感じがした。FIXロープに頼りながら登る。テールリッジを登り始めたら急に日差しが強くなり、暑くてみんなバテバテ。ペースダウン。
 やっと中央稜の取り付きにでる。初めは中央稜を登る予定だったが、大混雑していたので急遽、南稜に変更した。烏帽子スラブをトラバースし南稜テラスへ。町田・中舘は変形チムニーへ。小沢・稲江、天野・山際で南稜に取り付く。南稜は順番待ち無しですぐに取り付くことが出来た。
●1P目(リード:稲江)
やさしいカンテ状のスラブからチムニーへ。チムニーの右側を登りたくなったが、ここは迷わずチムニーの中央を思い切って登る。
●2P目(リード:小沢)
ホールドの豊富なフェース。小沢さんリードでサクサク登る。
●3P目(確保無し)
よく踏まれた草付きを登る。
●4P目(リード:稲江)
フェースを登り、右上して馬の背リッジの下に出る予定だったが、予定より短くピッチを切ってしまった。私の場合、岩を回り込んですぐの所で支点を作ってしまったが、もう一段上がった所で支点を作った方が次にスムーズにつながる。
●5P目(リード:小沢)
右へ稜上に出て、馬の背リッジをダイレクトに登るのがスッキリしていて気持ちが良いが、支点が少し少なめ。
●6P目(リード:稲江)
高度感のある馬の背リッジを登る。
●7P目(リード:稲江)
フェースを登る。順番で行くと小沢さんがリードの番だったが、私にチャンスを与えてくれたので稲江リードで登る。最後の垂壁はホールドが微妙に外傾しているように感じたが、慎重に登ったのでスムーズに登れた。
 終了点で天野・山際パーティーを待ち、4人で一緒に下降する。南稜テラスに戻った頃、雲行きが怪しくなり、遠くのほうから雷の音が聞こえ始めた。急いで準備し、下山開始。急ぎ足で下山したが、テールリッジ中間地点で雷雨に・・・。激しい雨が降り、瞬く間に岩場が沢となった。雨の中、懸垂を交えテールリッジを下降する。30分ぐらいで雨は止んだが沢は濁流しており、渡渉できそうにない。暫く自然の驚異を眺めていた。
 雨が止んでから1時間程で水量が減ったので下山開始。足を滑らさないように慎重に下山する。16時、一の倉出合到着。ちょうど稲龍・藤井パーティーと一緒になり、お互いの安堵を喜んだが変チパーティーは遅れ下山は19時(お疲れ様でした)稲龍・藤井は、中央壁を予定してたがZピッチ付近が白く崩壊しておりV字右へ変更したらしい。全員揃ったところでテントでのBBQパーティーを楽しんだ。

稲龍記 
『V字右ル−ト』
一ノ倉出合(6:00)〜右俣リンネ入口(8:35)〜登攀開始(9:10)…石楠花尾根合流(11:20)〜稜線(12:10)〜【途中、雷雨に会う】〜一ノ倉出合(16:00)

 以前から行きたかった中央壁左フェースへ。相変わらず二俣まではヌルヌルの沢床登り。カールボーデンを出ると既にT1下に別パーティーがいる。この日は結局、このパ−ティ−と我々だけだった。しかし、よくよく見るとZピッチ左側が白く崩壊しており、ひよった我々はV字右へ転戦。右俣リンネ入口まで行くが傾斜もキツクちょっとスリリング。2P手前からザイルかクライミングシュ−ズが良いだろう。 ここまで暑くて藤井と一緒にバテバテ。ゆっくり登攀準備にかかる。
 ここから先はピッチも短く快適な登攀だ。今回のV字右ルートはビレイ点にぺツルハンガーが追加されており安心して登れた。雪崩で取れないことを祈る。下山を開始してすぐ13:00頃からゴロゴロと来て降り出し対岸のスラブには多くの滝が出現。本流は濁流と化し渡れるまで1時間待ち。途中、左岸に雪渓が残り嫌な巻きを強いられた。さらに下ってからも道が消えかかっていて微妙なへつりの連続。おかしいな〜こんなにイラヤシかったかな。芝倉沢出合に到着しホッとする。今日はル−ト変更は幸いにも帰路の雷雨は堅炭尾根上でやり過ごせた。T1に居たパーティーは左方ルンゼを登っていたが終了点できっと雷雨にあっただろう。大丈夫だったろうか?
9月4日 小雨 『榛名黒岩へ』
 朝6時起床。谷川はガスに包まれ見えない。壁もビッチョリなので榛名黒岩へ転戦することにした。