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マッタ−ホルンに向け長時間岩稜を歩く為、穂高へトレ−ニングに行きました。
2日目は行動時間15時間を越えヘロヘロになりました。


【登山期間】;2007年7月27〜29日
【山   域】;北アルプス/穂高周辺/西穂〜奥穂〜前穂
【参加メンバー】;稲葉龍、稲葉江、櫻井 計3名
【日程・行動概要】
26日;さくら出発(22:00)…沢渡(2:30)
27日;沢渡(8:15)→帝国ホテル前(9:15)〜西穂山荘(12:15)
28日;CS出発(3:00)〜独標(4:00)〜西穂高岳(5:30)〜天狗のコル(8:10)〜ジャンダルム(9:40)〜奥穂高岳(11:00)
    〜紀美子平(13:00)〜岳沢(15:30)〜上高地(18:30)→沢渡(19:30)
29日;出発(10:00)→さくら市(18:00)

稲江記
7月27日(金) 快晴
 初日の行動時間は3時間とかなり少なかったが、天気が良すぎてかなり暑かった。汗だくになってテン場に到着。こんなに早い時間にテン場に着くなんて久しぶりだ。しかも整備されているテン場も久しぶり。昼寝をしたり、各自のんびり『ボケー』っとして時間を過ごす。予想以上に虫が多く、蚊やブヨに沢山刺された。3時過ぎになると、小屋を利用する人が、どっと押し寄せてきて、小屋は大混雑。私達は早目の夕食を済ませ、日暮れと共に眠りについたが必要以上に騒がしいグループがいたりして小屋が静かになる気配が無い。結局、9時過ぎまで騒いでいる人がいてマナーの悪さを感じた。
7月27日(金) 晴れ後雨
 ヘッドランプの灯りを頼りに、暗いうちから出発。独標までには日が出るだろう…と思っていたが、結局、明るくなったのは西穂に着く頃だった。天気は何だか怪しげな雲の多い空。風も強く、肌寒い。最後まで天気はもってくれるのだろうか…と心配になった。西穂を越えるとすぐに痩せ尾根になり、全身を使わないと上り下りできない急な岩壁が出てきた。浮き石がないかどうか慎重に確認して進む。核心部につけたれた鎖は予想以上にガッチリついていたので安心して使えた。間ノ岳からの下降は鎖も無く、高度感満点の場所をクライムダウン。天狗のコルからコブの頭までは登りが続き、重いにもつが肩に食い込み息が切れた。雨は降らないものの、霧が深く、全身が濡れてくる。荷物も水分を含んで重くなり、岩もだんだんと湿っぽくなっている。深い霧で、岩に描かれた印(○や→)が見えづらく、ルートが分かりづらい。ルートを外さないように、浮き石をつかまない(踏まない)ように、緊張は続く。ジャンダルムを超え、馬の背に出るまでの間に、道に迷った人に会った。深い霧で右も左も分からなくなったようだ。私達はルートを見失うことなく、慎重に進む。ロバの耳の下降で嫌らしい部分があり、下降に一瞬躊躇したが安全に越え、最後の馬の背へ。痩せた稜線を登って奥穂高山頂へでた。思ったより早く稜線に出れたのと、天気が良くなかったので、岳沢まで下ることにして出発。ここからが長い長い道の始まりだった。
 吊尾根中間地点で強い雨に降られた。一般道と言えども、すっかり濡れてしまった登山道では気が抜けない。重太郎新道は2時間近く急な坂道の下りが続く。全身を使わないと降りれない。ハシゴも沢山あり、濡れていて嫌らしい。疲れが溜まってきたのか、体がギクシャクしてきた。やっと岳沢に到着。雨に濡れた体が下界を恋しくなって『一気に上高地まで下山しよう』という話になり、再び出発。岳沢からの道はほとんど平らに近い登山道だが、疲れた体は思うように動かず、ペースが徐々に落ち始めた。最後はほとんど気合と集中力で歩いたような感じだったが、どうにか歩ききり、上高地に到着。タクシーで沢渡Pまで戻り、温泉に入り疲れを癒した。こうして長い一日が終わった。

怪しい朝焼け

西穂を目指す

綺麗な日の出

まだ余裕たっぷり

間ノ岳の登り
稲龍感想
 過去、事故も多く、行く前から心配していましたが体感では要所要所に危険箇所が出てくる以外は安定した道と感じました。ザイルは一回も出しませんでした。谷川、松木、ウメコバのアプロ−チに比べれば「悪さ」はそれほどでも無いなぁと思います。
 あえてメット、ハ−ネス、ザイルを持つ事で「心構え」がを作れば、危険な所もキッチリ歩けるのではと思いました。
・西穂〜間ノ岳
核心部の鎖はペツルでガッチリついていてました。信州側の巻きは高度感もなくあまり怖くない。
・間ノ岳〜天狗岳
特に悪いと感じました。間ノ岳山頂からの下降は堆積した岩をクライムダウン。鎖も無く岐阜側の為、高度感満点です。天狗岳山頂から天狗のコルも脆いリッジが悪い。
・天狗のコル〜奥穂
前述の前半部に比べ岩は硬く快適。過去2度登っているので問題視していなかったがロバの耳で嫌な下降あり。